藤枝市ピアノ教師の音楽ノート

ウィーンフィルハーモニーの主席クラリネット奏者、エルンスト　オッテンザマー氏のコンサートに
高校２年の生徒と子供を連れて行ってきました。
オッテンザマー氏は　２０年以上も　ウィーンフィルで主席クラリネット奏者として演奏され、
母校であるウィーン音楽大学の教授もされ、ソリストとしても、指揮者としても活躍しています。


会場は　音楽院の教室内で　130人位のお客様でクーラーが効かない程の熱気でした。
これだけの演奏を　すぐ目の前で演奏を聴く事ができるなんて、すごいことですね。

息子、もしかしたら寝るかもと心配していたのに、「すごすぎて、寝る暇がなかった」との事。
だって、それに目の前で演奏だったし。。。。

伴奏者　O知子氏　O夫妻のお嬢さん。ドイツ・オランダの留学先から帰国後　静岡で活躍中。

コンサートは、本当にあっという間に感じられました。
シューマン、ウェーバーも　良かったのですが、私としては最後の
カミーユ　サン＝サーンス作曲の「クラリネットとピアノのためのソナタ」が
いろいろな音色を楽しめた、引き出されていた　ように思います。
どの曲をとってもムラが　全くなく・・・世界のトップの演奏だから　当然かもしれませんが・・・・・



時々、生徒を　機会さえあれば　コンサートに連れて行くのですが、今回の
教育大を受験予定の生徒は、ファゴットを吹奏楽で経験しているので、非常に勉強に
なったと思います。
世界トップのクラリネット奏者から　目の前１ｍの席で演奏を聴き、終了後のパーティーにも
出席させて頂いたので　大興奮でした。
「質問を考えておきなさいね」と言っておいたので、友人にドイツ語で通訳をしてもらい、
（友人は元ドイツ在住。彼女がチラシを制作したり、接待して静岡を案内しています）
質問もさせて頂きました。
チケットは高校生としては確かにお高いのですが、ご家族のご理解で行かせてもらえたようです。
帰宅もかなり遅くなってしまいましたが、何よりも変えがたい貴重な経験をしたと思います。


私が生徒の後に　英語で質問したのは
「彼女は大学受験で、今音楽の勉強をしています。
大学で何を学ぶべきか　教えてあげて頂けますか」
それに対して
「音楽をすること。本当の事を言えば、
楽器も楽譜もどうでもいいのです。
我々は　楽譜のリーダーではないのですから。
常に音楽をすること」という答えを頂いたと思いました。

最高の答えを頂きました。

昨日　急遽　静岡大学でコンサートをされたせいか、パーティーでは　少しお疲れのようでした。




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